本記事はこのような疑問に答えていきます。
本記事の内容
- 推薦応募と自由応募
- 企業に推薦応募をするメリット・デメリット
- 推薦応募の流れ
- まとめ
大学院に通い、研究をしながらブログを書いています。
こそあど(@ksad510310)と申します。
就職活動が終わって、個人の記録として参考になればと思い、私の経験した推薦応募での就職活動について書いていきます。
目次
推薦応募と自由応募
推薦応募と自由応募

就職活動を行っていくにあたって、推薦応募と自由応募のいずれかを用いて、企業の選考に通っていきます。
この推薦応募とは、各学部の学科にある就活科事務に置かれている推薦企業一覧から応募する方法です。
これは、企業から学科事務への大学生を紹介してくれというオファーで、学科長に推薦状を書いてもらうことによって面接等を受けることができます。
推薦が受け入れられると、通常とは別のルートで選考が進みます。
この方法以外にも、企業ホームページで推薦応募が可能とされている場合には、教授推薦によって応募することも可能です。
自由応募で応募した企業でも、選考の途中で推薦応募に切り替えたりすることもできます。
そのため、就職活動中の選択肢の一つとして覚えておくと有効に使える機会があるかもしれません。
企業に推薦応募するメリット・デメリット
企業に推薦応募するメリット・デメリット

私は就職活動の中で、2回の推薦応募を利用して企業の面接を通ってきました。
いずれも途中で選考落選してしまいましたが…。
その2回の中で得られた経験をもとに、メリット・デメリットを述べると、

となっています。
詳しく説明していこうと思います。
メリット1:選考ステップが早い
メリット1:選考ステップが早い
メリットの一つ目に挙げられるのは、選考ステップが早いことです。
これは、就職活動が始まった3月にまだ選考が進まない人もいる中、初期の選考を受けずにいち早く選考ステップに進むことができるため、就職活動を早く終えることができる可能性があります。
本当に働きたい企業ならば、いち早く決められる方法を選ぶことをお勧めします。
メリット2:推薦文で印象をよくすることができる
メリット2:推薦文で印象をよくすることができる
推薦応募をするためには、企業に送る推薦状が必要になります。
これは、基本的に教授目線で自分自身の評価できるアピールポイントをまとめていきます。
私の場合、留学したことや国際学会での発表、TOEICなどの英語の取り組みなどを短く簡潔にA4一枚くらいでなんとかまとめました。
書き終えた後は、教授などの添削などもしてもらい、印象が良くなるよう自分自身で工夫できるので自由応募での自己PRより幾分か書きやすいと感じました。
この推薦状は、入社の強い意志の表れでもあるので、企業側も評価に考慮しています。
良い文が書けるようにしたいですね。
メリット3:選考会場までの交通費が出る
メリット3:選考会場までの交通費が出る
各学生によって住んでいるところが違うと思いますが、地方の大学から東京や大阪などへ就職活動を行うとなるととんでもないお金がかかります。
自由応募で選考が進んでいく場合、1次や2次でも交通費が出ない場合があります。
そうなると、私の場合は、普通に移動すると万を超すお金が1回で失われてしまいますのでこの待遇はとてもありがたかったです。
選考会場の近くに住んでいる場合は出ない場合もあります。
デメリット1:推薦枠を用意している企業のみ
デメリット1:推薦枠を用意している企業のみ
一般的に、募集をかけている企業の中で、推薦枠を用意している企業の方が少ないです。
そのため、自分が本当に目指している企業が推薦枠を設けていないという話は多いです。
ただし、推薦枠を用意している企業は大手の企業が多いので希望の条件がそろっているのならば積極的に挑戦して行くことが望まれます。
選考スピードも速いですし、落選しても面接での対応の経験が付き、他の面接であまり緊張しなくなります。(推薦の方が緊張感がある)
デメリット2:内定が出た時に断れない
デメリット2:内定が出た時に断れない
厳密にいうと、内定が出た時には基本的には断ってはいけないといわれているだけです。
法的な拘束力があるわけではないですが、マナーはよくないので、今後大学の後輩が応募するときに印象が悪くなるため迷惑をかけることになります。
例外的に、会社の不祥事などで内定辞退に踏み切ることはあるようです。
最近では、育児に関する仕事上の問題で炎上している企業があり、ちょうど内定が出ている季節だったので推薦学生からの内定辞退もあったそうですね。
当事者にあったことがないので、あくまで噂ですが…。
私も、推薦で応募していましたが、社員の印象は悪くなかったので残念です。
デメリット3:同時に選考する人も優秀である可能性が高い
デメリット3:同時に選考する人も優秀である可能性が高い
いくら自信のある経歴を持っていても、企業の自由応募を選考で通ってきた人は優秀なポテンシャルを持っている人が多いです。
そのため、推薦応募の人にとっては最初の選考も自由応募の人には2回目や3回目となって慣れないために本来の力を発揮できない場合もあります。
また、出身大学も旧帝大ばかりでどことなく意識しなくてもプレッシャーを感じてしまいます。
つまり、用意周到に準備をしないと優秀な人が多いので、少しの相性の差で推薦でも通らないことが多いということです。
まぁ相性が悪ければ受からなくて正解なのですが…。
推薦応募の流れ
推薦応募の流れ

最初に説明しました通り、推薦応募だと自由応募と違って学科長や教授からの推薦状が必要になります。
それらの用意も含めて、その流れを説明していくと次のようになります。

多くの企業は、エントリーを行うことによって個人ページが表示され、自由応募と推薦応募を選択することができます。
そこで、推薦応募を選択すると企業側から電話がかかってきます。
その後、必要書類を用意して、企業に送付するもしくは選考の際に手渡しで渡します。
そして、選考で通過すると、次の選考もしくは役員面接へと進みます。
図のように、自由応募と2つほど選考を省略することができます。
企業によっては、推薦応募者のみを重要視していて、選考時ほとんどが推薦応募者なんてこともありました。
それほど、推薦は企業にとって優先度の高い応募となっています。
ご理解いただけたでしょうか?
まとめ
まとめ
就職活動では、自由応募と推薦応募の応募方法があります。
推薦応募のメリット・デメリットは、

になります。
ぜひ参考になれば幸いです。