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全国の大学院生・博士課程って何人いるの?進学率や最終的な進路は?

大学院に入学する人って全国にどのくらいいるのだろう?博士課程はどのくらいだろう?

本記事はこのような内容を扱っていきます。

本記事の内容

  • 大学院生・博士課程の学生は全国に何人いる?
  • 修士課程や博士課程に行く人ってどんな人?
  • 修士課程や博士課程を卒業後の進路
  • まとめ

大学院に通い、研究をしながらブログを書いています。

こそあど(@ksad510310)と申します。

これから、大学院や博士課程へ行こうか悩んでいる人も多いと思います。

そこで、実際に大学院生、博士課程の人はどれだけいるのか見ていきましょう!

 

大学院生・博士課程の学生は全国に何人いるの?

日本にいる大学院生・博士課程の人が何人いるかは、文部科学省のデータから知ることができます。

平成30年度までの統計ですが、次の資料から大学院生・博士課程の人が何人いるのか調べていきます。

大学生の基本データ

 

大学院・博士課程在学者数

大学院在学者数
直近5年 修士課程 (人数) 博士課程 (人数)
H30(最新) 163,118 74,372
H29 160,384 73,913
H28 159,114 73,851
H27 158,974 73,877
H26 159,929 73,704

上でまとめた表のように、修士課程 16万3,118人博士課程 7万4,372人います。

この数字を見ると、結構多いなと感じるかもしれません。

平成3年からの推移を見ていくと、平成30年で進学する人数約2.6倍まで上がっています。これは、増えているということですね。

実際、日本の人口は、1億2625万4千人で、H29年の24歳人口は122.6万人です。

修士課程の学生は、24歳人口の1/8程度になります。

博士課程は、ちょうど1/16程度になりますね。

学校の1クラス40人の中に、修士課程の人が5人、博士課程の人が2,3人いる計算になりますね。これならば、多いと感じてもおかしくないでしょう。

 

国公立・私立・専門職の比率

ちなみに、国公立私立の在学者の内訳は次のようになっています。

国立 公立 私立
全体 153,133(60.3%) 16,124(6.3%) 84,780(33.4%)
修士 96,045(58.9%) 10,573(6.5%) 56,500(34.5%)
博士 50,678(68.1%) 4,850(6.5%) 18,844(25.3%)
専門職 64,10(38.7%) 701(4.2%) 9436(57.0%)

基本的には、修士も博士も国立で進学している人が多いですね。

専門職が分かれているのは、なんだろう?と思って調べてみたら修士課程と同じ区分で卒業できる学位だそう。

  • 修士(専門職)
  • 法務博士(専門職)
  • 教職博士(専門職)

修士の中には、

  • 会計
  • 経営学
  • 経営管理
  • 技術経営
  • 創造技術
  • 公共政策
  • 広報・情報学

-Wikipedia より-

があります。専門職は、私立が多いです。

 

学問分野別学生数

では、分野別にはどんな比率になっているのか調べてみましょう!

人文科学 社会科学 理学 工学 農学 保健 教育 その他
修士 10,281 16,311 14,458 66,866 8,856 12,207 8,424 25,715
博士 5,445 5,861 4,736 12,732 3,532 29,556 2,365 10,145
専門職 228 11,406 380 281 2,697 1,555

修士だと、工学系の進学率が高く博士だと保健(医療)系の進学率が高い

専門職だと、先ほどの説明のように法務や教職などの社会科学や教育系が高いです。

比較していくと、工学部修士が多いのは、そもそも学部生をとても多く取る大学が多いからかなと感じました。

博士の保健・医療系が多いのは、製薬系の企業に就職を目指す人や生物系の分野を研究していた人が、医学に興味をもって分野を変えるなんてことがあるからかもしれません。

統計を見てみると、いろんな考えが湧いてきますね。

 

大学院や博士課程に行く人ってどんな人?

大学院や博士課程に行く人は、何を考えてその進路を選択するのでしょうか?

私が大学院修士課程へ進学した理由は、研究の本質的な理解を学部生の間にさせてもらえなかったので、不満に思い、生物学や遺伝、免疫などの専門的な知識領域で実験をしてみたいと思ったことが理由でした。

しかし、もうすぐ修士を終える私ですが、博士課程には進学しようとは思わず、就職する決意をしました。

その理由は、教授との話し合いで博士課程は勧めないが、取るならば社会人で会社から取らせてもらえるように頑張った方が良いとのお話を受け、就職活動に臨みました。

最近では、就職先の研究員社員が博士課程を取得していたこともあり、望みはありそうだと感じています。

私が、修士課程で過ごしてきてどんな人が進学しているかの結論として感じたのは、

修士課程に行く人は

  • 専門的な研究がしたい
  • 就職先を少しでも良くしたい
  • 学生生活を先延ばしにしたい

 

博士課程に行く人は、

  • 権威を取得するため
  • 研究を突き詰めたい

という理由が多いのではないかなと感じました。

 

修士課程や博士課程を卒業後の進路

修士課程や博士課程の人たちの進路はどうなっているのでしょうか?

修士課程の人は、「就職」か「博士進学」、「海外留学」など。

博士課程の人は、「就職」や「ポスドク」、「非常勤講師」、「研究員」などあります。

 

わかりやすい例に、以前「博士100人の村」というものがありました。懐かしいです。

博士100人のうち

  • 16人が医者
  • 14人が大学の先生
  • 20人がポスドク
  • 8人が会社
  • 11人が公務員
  • 7人が他の分野
  • 16人が無職
  • 8人が行方不明か死亡

-創作童話 博士100人いる村-

医者や大学の先生もしくは助手、ポスドク、会社に勤めたり、公務員になれる人、他の分野に進む人はまだ幸せかもしれません。

無職や行方不明者などが出るのが博士課程です。

修士課程でも、つらくなって大学に来られなくなっている子がでてくるという現状があります。

もし、修士や博士課程に進学しようとしているもしくは在学しているのならば、今一度自分自身の中のやりたいことをはっきりして決断をできるうちにしてしまうことをお勧めします。

悩んでからでは、視界が狭くなってしまいますからね。

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修士課程・博士課程の進路は、様々です。

しかし、自分自身がやりたいことをやり抜くには、運(人とのめぐりあわせ)と実力と計画性が重要になってくるのではないでしょうか。

以前あったインドネシアの女性の教授の方のお話に、

教授
教授
私は、本当に運が良かった。私に博士課程にいきなよと言ってくださった教授の方に従って博士課程に行き、そのまま流れるように仕事をこなしていったらよいめぐりあわせがあって今こうして仕事ができている

といったような話を聞きました。

そこには多大な努力もあったのでしょうが、めぐりあわせは大事だと感じます。

 

まとめ

現在の修士課程や博士課程の人数は把握できたでしょうか?

どの分野に所属しているかによって、通う大学も違っていて特色があるようです。

もし、進路について悩んでいるようならば、文部科学省が出しているデータを参考にじっくり吟味してみるのが良いでしょう。

 

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