研究

Natureのコラムから学べる大学院生がしてはいけない6つのこと!

大学院での研究には悩みが多い。

そんな時、TwitterにてNature雑誌のコラム記事が出ていることを知り、紹介しようと思いました。

本記事の内容

  • Natureコラムで具体的に書かれていたこと
  • まとめ

大学院に通い、研究をしながらブログを書いています。

こそあど(@ksad510310)と申します。

私は修士課程にて、研究を必死に頑張っています。

その中で、Natureのコラムで気になった大学院でしてはいけない事でで少し自身を振り返るきっかけになったので書いていこうと思います。

Nature:What not to do in graduate school

 

Natureコラムで具体的に書かれていたこと

上部のツイートでもあるように、書かれていることは当たり前のことだと感じます。

  • Compare yourself with others       他人と比較するな
  • Blindly trust your data                 盲目的に自身のデータを信じるな
  • Suffer alone                                一人で苦しむな
  • Believe that more work is always better  ハードワークが良いと信じるな
  • Grow your records organically       自己流に記録をつけるな?
  • Get stuck after one failure         一つの失敗で立ち止まるな

この6つです。

Grow your records organicallyの訳が難しいなと感じました。

ツイート者は「自己流に記録をつけるな」と書いていました。

私は、本文の意味をくみ取ると研究ノートだけでなく、そのデータを追跡し、保持できるようにしなさいとのことから、「データを生物のように増やしすぎるなではないか」と思ったりします。

皆さんはどう訳しますか?

 

Compare yourself with others 他人と比較するな

  • ストレスや失望感を抱える研究者は多く存在する
  • どんな研究分野、プロジェクト、大学院生も二つとないもの
  • 一部の分野は公開する価値がある発見まで行くのが難しい、その他は比較すると簡単になる
  • しかし、私は、人よりも自身の研究が遅れているのではないかと心配になる
  • だが、苦労の末、6年で博士号取得までに12の出版物、2つの特許を取得
  • 経験から、他の人が何をしているかを見る代わりに、自己を顧みて学ぶことが大切と気づく

他人と比較することに意味はないです。

競争社会の弊害で、誰かより劣っている、優っているを価値基準に自己認知をゆがめてしまう。

所属して最初のころは、私も隣にいる同期がやっている実験が気になってしまうことがありました。

しかし、この考えはやはり苦しさのスパイラルから抜け出せなくなるのでやめた方が良いですね。

 

Blindly trust your data 盲目的にデータを信じるな

  • かつて、レーザーで微量の化学物質を検出するセンサーを設計していた
  • ある日、驚くほど素晴らしい信号が得られたと思った
  • けれど、通常の設定とは違い、レーザー出力は最大になっていた
  • レーザー出力が高いほど、信号も高くなった
  • つまり、機器が検知性能を過大評価していた
  • ここで、データを疑うことを学んだ
  • サンプルの汚染、ラベリングエラー、機器のキャリブレーションエラーには注意!

とてもありがちな話だと思いました。

自分で行ったから信頼できるデータが出ていると信じるのは怖いです。

私も、自身の結果を常に疑い、本当に操作が正しかったか振り返るようにしています。

自身を持ちたい気持ちの部分も理解できるので、バランスが大切。

 

Suffer alone 一人で苦しむな

  • 大学院は簡単な仕事ではなく、しばしば失敗することもある
  • そんな時には、頼れる同期や教授、アドバイザーに助けを求めてください
  • 一人では解決できない問題もあります
  • 例えば、天然由来の多糖類を新しく使った実験を行ったとき予想外の結果が出てしまった
  • 数日間の測定は意味のないもののように感じてしまった
  • それは、同じ多糖類がどのように異なるシグナルを示すかわからなかったため
  • その後、アドバイザーに相談すると、考え付かなかった技術を提案してくれた
  • そのため、一貫性のない実験結果から多糖類の組成の違いを明らかにすることができた

実験がある程度できるようになった時に陥りやすいです。

自身で考えることができるようになると、自身で解決しなければいけないように感じてしまい、結果一人で悩んで苦しんでしまう

周りに頼りすぎることは、自立していないと取られるように思いますが、重要なのは自身が知らない事を何度も聞かないこと

知らないことは、聞いてしまえばいいのです。

わからないことは、検索してしまえばいいのです。

利用できるものは利用しましょう

 

Believe that more work is always better

ハードワークが良いと信じるな

  • 研究者にとって、新しいデータはわくわくするような気分を味合わせてくれます
  • そのため、必要なデータを得るため夜勤や週末まで費やすこともある
  • かつて、同僚とナノセンサーが正しく機能しているかの検査を必死に繰り返したが判断できる正しい結果が得られなかった
  • 絶望し、一時的に仕事を放棄して、私たちは休憩を取った
  • 休憩は頭をすっきりしてくれた
  • その後、問題を解決するだけの活力を取り戻した
  • 長時間何かに取り組むときには、とても注意力が上がることもあれば、燃え尽きてしまう場合もある
  • 休憩をとることで新たに始めましょう

どこの研究室でも、夜に来てまで実験しなければいけなかったり、週末まで細胞の世話をしなければいけなくなることもあります。

だからと言って、いつもその調子で実験を続けることはこの例のように大きな問題を見落とす可能性があります。

 

この方のブログにもあるように、休むことを「意識的」に取ることが大事ですよね。

休息が、研究を上手く進めるためのテクニックとなります。

力技で押し進めるだけでなく、引くこともできる柔軟性を持ちましょう

 

Grow your records organically 自己流に記録をつけるな?

  • ほとんどの大学生と同様に研究ノートを書きます
  • このノートは数日間は機能するが、PhDを通して機能しません
  • 特に複数の計画を実行するときには無理です
  • 明確な記録とワード文書とエクセルシートへの実験記録を行ってください
  • 公開するためのデータ、分析、図を保存したフォルダーへのリンクのある記録を作ってください
  • 博士号取得までに19の実験ノートを持っていたが、エクセルファイル、付録、インデックスがなければどうなっていたかわかりません
  • データは、最初から保護や追跡できる方法を見つけましょう
  • 大量のデータを探すときに落とし穴にはまる可能性があります

文意から、つまり記録は実験ノートだけでなく、ワードやエクセルでのデータとして管理しておくことが必要だということ。

いざ見直すときになって、データを探さなきゃという段階でまとまっていないデータではとんでもない時間がかかる可能性があります。

特に、並行して実験を行っている場合は陥りやすいのではないでしょうか?

この話は、ドキッとしてしまいました。

私のノートの取り方は、先輩も参考にする人もいなかったため、自己流になっていました。

必要最低限のことしか書いておらず、途中で何をやっているのかと後悔する時期もあったため、とても共感できました。

 

Get stuck after one failure 一つの失敗で立ち止まるな

  • 一生懸命取り組んだ理論や実験を捨てることは簡単ではない
  • しかし、方向転換のタイミングを知ることは博士課程取得においてとても重要
  • 私が、大学院生の時に取り組んだ実験は18ヶ月の献身にもかかわらず成功しませんでした
  • この失敗を感じた後、私は失望し始めていた
  • アドバイザーとの議論の末、ある日、私は他のプロジェクトに移ることになった
  • その後「早く失敗する方法」を考えて生活することで多くの成功したプロジェクトに時間を使うことができた

18ヶ月の実験で結果が出なくて諦めるのは、長いのか短いのか正直判断が付きません。

私は、方向転換しながら2年くらい同じ研究テーマを持っているので、諦めそうになりつつも続けています。

もしかしたら、よくない事なのか?

ただ、「早く失敗する方法」というのは、よい方法だと感じました。

教授に言われていたのが、

失敗してもいいので完結させろ、まとめ上げろ。すべての実験がきれいな最終結果にたどり着くわけではない。重要なのは、新しく解明されたところまでをわかりやすく既存のものと比較しながらまとめることだ。

この話の主題である、失敗しても打ちのめされない事が必要とされるということです。

 

まとめ

本記事では、Natureに書かれていたコラムを取り上げさせていただきましたが、内容としては至って普通のことと感じるかもしれません。

しかし、大学院生が意識的に行うにはまだ未熟だとのことで出版されたのではないかと考えています。

実際、私も身をつまされる項目もありました。

自身を振り返ってもう一度研究との向き合い方を考えていこうと思います。

大学院生がしてはいけない6つのこと

  • Compare yourself with others       他人と比較するな
  • Blindly trust your data           盲目的に自身のデータを信じるな
  • Suffer alone                 一人で苦しむな
  • Believe that more work is always better  ハードワークが良いと信じるな
  • Grow your records organically       自己流に記録をつけるな?
  • Get stuck after one failure         一つの失敗で立ち止まるな