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[書評]学生就活から社会人になっても自己分析に役に立つ一冊!

こそあど
こそあど
就職活動の際に自己分析をするけれど、おすすめの自己分析方法って何だろう?

このように考えていた時に、出会った本「メモの魔力」について紹介します。

本記事の内容

  • 著者の紹介
  • 内容説明
  • 学生視点で大事なところ・気づき
  • まとめ

大学院に通い、研究をしながらブログを書いています。

こそあど(@ksad510310)と申します。

メディアで話題となっていた著者:前田裕二「メモの魔力」について気になったので読んでみました。

実は、あまり話題になっている本は読みたくないなという天邪鬼基質があったのですが、試しに読んでみるかと読んだ感想を学生視点で書いていきたいと思います。

 

 

著者の紹介

著者の前田裕二氏は、SHOW ROOM株式会社取締役社長であり、2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入行。

11年からニューヨークに渡り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務をしています。

 

このエクイティとは、投資の基本的な用語なのですが、

投資家の側から見たときに、投資の基本は、1番目の債券や預金といった元本保証のあるものと、2番目の株式や投資信託といった元本保証のないものとに分けられます。

投資の基礎知識

  1. デット(負債)
  2. エクイティ(株主資本)

という二つの分類があります。

デットは、借金であり、利息も決められていて期日までに返せるように借りるものです。

一方、エクイティは、出資です。もらった側は返す必要のないお金になりますが、渡す側は「事業主」となるので事業が成功したら相応の分け前を渡さなければいけません。

 

話は戻って、前田氏は数千億~兆円規模の資金を運用するファンドにアドバイザリーを行っていた。

ちなみに、コンサルタントアドバイザリーには違いがあって、

  • コンサルタント → 短期的に明確な経営解決を図る
  • アドバイザリー → 長期的に発生するであろう課題に取り組む

ザックリいうとこのような違いがあります。

その後、13年にDeNAに入社し、本書でも少し話題となる「SHOW ROOM」を立ち上げる。

15年に、スピンオフ事業としてSHOW ROOM株式会社が設立する。

このような経歴の方が、何を大切に人生を送ってきたのかが知れる一冊となっています。

 

内容説明

最初に、著者の最も大事にしている伝えたいことは、メモだということです。

それが今世の中で暮らしている人々に必要とされるツールなのだと述べています。

自分自身を知り、確固たる「人生のコンパス」を手に入れるためのツールとしての「メモ」の使い方・効果を詳しく説明してくれる本となっています。

本書では、

  1. 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
  2. メモで日常をアイデアに変える
  3. メモで思考を深める
  4. メモで自分を知る
  5. メモで夢をかなえる
  6. メモは生き方である
  7. ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を変えよう

の構成で書かれています。

いくつかビジネス書を読んできた私には、重複する内容だと感じたり、ボリュームがないと感じる部分がいくつかありました。

それは、ターゲット層を広く持っていて、自然と若い人にも読みやすく、理解しやすいようにするための工夫なんだろうと考えました。

また、行間や文の上下の幅も少し空きすぎていて、少しスカスカ感を味わったものの、内容には満足しています。

それでは、本書を読んで私が得た気づきをいくつか書いていきます。

 

学生視点で大事なところ・気づき

本書は、学生でも社会人でも自分の人生の中で軸となる部分を見つけるための補助ツールとして作られたものだと考えると価値が分かりやすいと思います。

端的に言うと、参考書を読み物として人々に手に取りやすくしたものです。

参考書として重要だと思った部分を挙げていきます。

 

大事なところ・気づき①

『第一章 メモで日常をアイデアに変える』

「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク 

は、この本の中全体を通した話題としている部分です。

私は、この話を読んで

  • ファクト → インプット
  • 抽象化 → ”素振り”
  • 転用 → アウトプット

という置き換えを思いつきました。

インプットとアウトプットの間にある”素振り”とは?練習で実践に備えよう 多くの人がインプット・アウトプットという言葉を繰り返していますが、このインプットとアウトプットの間にある"素振り"が重要であるこ...

 

多くの人は、インプットとアウトプットという二つの事項に目が行ってしまって、中身の抽象化部分に力が及んでいない

自身にも経験のあることですが、インプットとアウトプットを頑張るといい、インプットで得たファクトをそのままアウトプットしているため抽象化の認識が足らないと感じます。

さらには、インプットは本を読んだり、新たな知識を入れることばかり考えてしまいがちだが、ここでいうインプットは既存の現象に疑問を持つこともインプットと言えます。

 

日常的に見ている物でも、アッと気づくことがあれば取り入れるという吸収力が必要だと気づきました。

 

大事なところ・気づき②

『第2章 メモで思考を深める』 抽象化とは、「本質を考える」こと

抽象化とは、端的に言うと、「具体的な事象の本質を考える」ことです。

成功事例の本質がわかっていれば、あらゆる他のことに応用できるようになります。

-p. 90 1-2行目-

 

実際の物事をどのように考えるのか、なぜそう考えたのかを深く自分の中に落とし込んでいくと思考停止することなく次の着地点が見えてくる。

これは、誰でもできて一種、連想ゲームみたいなものではないかと考えました。

「○○は○○みたいだな」と言ったら、「○○には△△という点が共通しているから」というような事例がたくさんあります。

これを考えていたら、本書でも 「抽象化ゲーム」のすすめ にてその話が載っていたので理解できているのかな。

 

大事なところ・気づき③

『第4章 メモで夢をかなえる』 言語化で夢は現実になる

「夢を紙に書くと現実になる」という話を引き合いに自分の想いを言語化することの意味を教えてくれる話題でした。

前田氏は、夢を紙に書く理由は二つあるとしていて、

1つは、マインドシェアの問題です。つまり、その夢についてまず紙に書いた時点で、潜在意識に刷り込まれる度合いが高くなります。

-p. 146 8行目-

2つ目に、言霊の力です。

-p.148 14行目-

ただ、経験上、「ああ、これが言霊か」と感じたことがあります。1つ目でお伝えした自己の潜在意識を引き上げるというのも、広い意味では言霊的ではあるのですが、僕の中での言霊の力は、言葉によって誰かの意識が変わり、それが何らかの形で自分に跳ね返ってくる、というものです。

-p.149 3行目-

 

この話は、昔からいくつか聞いたことがあったので、私自身も手帳やメモ帳に記すようにしていたので共感できました。

前田氏ほど徹底した筆記はしていませんが、書くことで気持ちが整理できるというのはその通りだと実感しています。

書き続けることで、潜在意識の中に刷り込まれるけれど、定期的に思い起こさなければいけないという点も忘れてはいけないです。

 

また、言霊の力は何気なく大きいと思っています。

それは、ツイッターやSNSにおいても効力を発揮し、自身の言葉を発信することに責任が伴われることを強く意識させられます。

  • 夢の宣言であれば、強く心の中に残る
  • 誰かへの批判ならば自分の道徳観に影響が出る

SNSでの批判は常々増えていき、真面目な人間は言いたくないことも批判者に言わなければならなくなっています。

私は、誰かを傷つけることを言うと、自分にも跳ね返ってくると信じています。

誰かを傷つける言葉ではなく、自分自身の夢について語る言葉を積極的に言語化していきたいですね。

 

まとめ

今回の気づきの中で、自己分析をするための重要な事項を知りました。

「ファクト → 抽象化 → 転用」

が自分を知るためのツールとして使うことを認識し、本の最後に書かれている1000問の自己分析問題に取り組みたいと考えています。

多くの偉人やアスリートが述べてきているように、自分を知ることを徹底していればどんなことも乗り越えられます。

今後、このフレームワークを活かして新たな挑戦を考えていきます。

大事なところ・気づき

  • 「ファクト → 抽象化 → 転用」というフレームワークの使い方
  • 抽象化とは、「本質を考える」こと
  • 言語化で夢は現実となる