でも、TOEIC600点は越えておきたいのですが、どんな勉強をしたらいいですか?
本日はこのような疑問に答えていきます。
本記事の内容
- TOEIC600点を取るために必要なこと
- おすすめの勉強法
- 実際の運用方法
- まとめ
大学院に通い、研究をしながらブログを書いています。
こそあど(@ksad510310)と申します。
私は、大学入学して初めてのテストではTOEIC400点くらいでしたが、地道に勉強することで600点、700点と上がっていきました。
そこで今回は、TOEIC600点を超えるために必要なことをまとめていきます。
TOEIC600点を超えるために必要なこと

TOEIC600点を超えるために必要なことは、
- 最低限の英単語を読めるようにすること
- 最低限の英単語を聞き取れるようにすること
だと考えます。
この二つを隙間時間に徹底して行えば、600点は越えます。
その理由を説明していきます。
最低限の英単語を読めること
まず英語の理解において一番の障壁は、読めないことです。
文が書いてあって、何が書いてあるか読むことができないとそれだけで集中力が途切れてしまうし、やる気もなくなってしまう。
そこで、必要なのが最低限の単語を読めるようにすることです。
具体的に、読むということ=「発声することができる」です。
なぜ、「発声すること」に意味があるかというと、音を知ることが後々のリスニングの得点アップに必要となるからです。
私が、家庭教師をしていた高校生の子に英語を教えていた時、例文を提示して単語の穴埋め問題を解いてもらっていました。
例文は暗記すれば問題を解くことができたので、その高校生もおおよそ穴を埋めることができていました。
しかし、この穴埋めの例文を声に出して読んでみてと伝えると、全く発音の違う単語の読み方をしていてびっくりしてしまいました。
英単語自体は記憶できているのに、声に出して読むことができなかったのです。
これはいけないと思い、次の授業からは問題を解かせた後、発声ができるかまでをセットにして進めていきました。
このように、アルファベットの並び順や意味を理解していても、発声することができないともしリスニングで会話の中に紛れていても聞き取ることができません。
そのため、最低限の英単語を読めるように音源を聞いて覚える練習をしましょう。
そして、小声でもいいので声を発しながら意味を覚えていきましょう。
最低限の英単語を聞き取れること
英単語を読めるようにしたら、次には聞き取る練習をしていく必要があります。
これは、会話の一文全部を聞きとれなくても大丈夫です。
会話の中で発せられた単語を一つでも多く、頭の中で思い浮かべることができるようにしていきましょう。
そのためには、リスニングの音源を集中して聞く必要があります。
さらには、リスニングで出されている会話文を自分の声で読むことができるように練習しましょう。
先ほどの読めることでも少し述べましたが、読むことで音を”口”と”耳”で覚えることが重要です。
どうしてリスニングで会話が聞き取れないかを考えた時に、自分で発声することができなければそもそも聞こえないですよね?
リスニングの音声のようにあれだけ早いスピードの会話を聞き取るには、こちらもそれなりの訓練をしなければいけないというわけです。
例えるなら、バトル漫画で相手の動きが早すぎて目で追えないというような状態です。
最初は、動きについていくことができないですが、ストーリーの中で鍛錬を積み重ねると少しずつ相手の動きが読めるようになってきます。
それと同様に、リスニングも何度も聞いて自分の体になじませていくことを意識しましょう。
今ここで挙げた、
- 最低限の英単語を読めること
- 最低限の英単語を聞き取れること
はお気づきかもしれませんが、どちらもリスニングを意識した対策です。
つまり、TOEIC600点を超えるために必要なことは、
リスニングの力をつけることです。
理由は、リスニングの問題の方が一般的に簡単だからです。
リーディングの場合、問題数が多いため、最後まで解ききることができる人はTOEIC700~800にいる人でも少ないと感じます。
なので、絶対にすべての問題が認知できるリスニングの方が正答数は上がりやすいし、鍛えると一気に点数が伸びます。
このことを知っているのと知らないのとでは点数の上がり具合が違います。
これらを意識して、勉強に取り組みましょう!
おすすめの勉強法

実際に、勉強するとなったとき、英語が得意な実力者の方が色々な方法を提示していて迷ってしまうかもしれません。
しかし、どの方も実践している共通の方法があります。
そのリスニングの練習方法は次のことを実践してみることです。
- シャドーイング
- テキスト付シャドーイング
- オーバーラッピング
- READ&LOOK UP
このうち、まず600点を超えるために最低限やっておきたいのは、「テキスト付シャドーイング」です。
「シャドーイング」と「オーバーラッピング」、「READ&LOOK UP」は、実際にやってみるととても難しくて、すべてをこなすのにとても時間がかかります。
時間をかけるほどのやる気があればいいですが、疲れてしまうと勉強する意欲がなくなってしまうので、できるだけハードルの低い「テキスト付シャドーイング」をまずこなしていきましょう!
実際の運用方法

それでは、どのように「テキスト付シャドーイング」を行っていくか説明していきますね。
私がいつも行っている方法は、TOEICで出題されるPart3,4に出てくる会話形式のリスニング問題を扱っているテキストを用いています。
新TOEIC公式問題集の中にある問題文でも構いませんし、「特急シリーズ」の中にあるPart3・4を抽出した問題集を使っても大丈夫です。
それに加えて、無料で音声をダウンロードできるabceedを使うことをお勧めします。
使い方は、こちらで紹介しています。

このアプリは、学習時間を自分で設定して英語の勉強をしていくことができますし、自身で購入したテキストの音声データを無料でダウンロードすることもできます。
その機能を利用して、購入したテキストのPart3, 4部分の音声をダウンロードし、「テキスト付シャドーイング」を行いましょう!
方法は至って簡単です。
- テキストを見ながら音声を流す(最初は、すぐに始めず会話の流れをじっくり聞く)
- テキストを目で追いながら、会話の後を追って発声する
- ここで読む速さについていけないと感じたら、すぐに0.8倍速に切り替える
- 少しでもきれいな発音ができていないと感じたら一旦止めて、発音を確認する
- 納得できるまで何度も反復する
というような流れになっています。
大体、一つの会話文に掛ける時間は、30分くらいにしています。
これを毎日一題ずつ続けていきます。
公式問題集の問題ならば、Part3,4あわせて23題あるし、全体で2回分あるので46題読めるようにすることができます。
46日間毎日読む練習をしていけば、600点は確実に超えていきます。
ぜひ、この勉強法に挑戦してみてはいかがでしょうか?
まとめ
TOEIC600点は越えたいと考えている人は多いでしょう。
そのために何をしなきゃいけないのかを考えた時に一番効率のいい方法は、やはりリスニングを鍛えることです。
そして、英単語をしっかりと発声することができるようになることです。
最悪、リーディングが全然回答できなてもリスニングで稼げばいいのです。
最初は得意分野を作って、それに特化した問題の解き方をすることで最低限の目標は達成できますよ。
ぜひ頑張ってみてください!
TOEIC600点を超えるために必要なこと
- 最低限の英単語を読めるようにすること
- 最低限の英単語を聞き取れるようにすること
勉強方法「テキスト付シャドーイング」
- テキストを見ながら音声を流す(最初は、すぐに始めず会話の流れをじっくり聞く)
- テキストを目で追いながら、会話の後を追って発声する
- ここで読む速さについていけないと感じたら、すぐに0.8倍速に切り替える
- 少しでもきれいな発音ができていないと感じたら一旦止めて、発音を確認する
- 納得できるまで何度も反復する